火星に花を咲かせましょ〜

 シムアースの話の続きです。
 火星の目標は「生物を増やして文明もそこそこ育てる。200年(?)以内に」ってものです。
 火星といえば、すいきんちかもっく〜〜の流れ的に太陽からの距離が地球よりもちょっとある惑星な訳でして、地下に氷があるとか生物がいるのか〜で話題になる星です。このゲームの説明ですと概ね−47℃の冷え冷えな世界。そこをまるでゴッドパワーといった力を駆使しつつ、生物にとってより住み易い環境作りをして目標を達成すれば良い訳です。早い話、まずは暖めようってところ。
 で、全く生物の居ないところから始めるのでまずは海でも作ろうかな〜と氷隕石を次々と投下して海を作りますがこれが上手くいかない。と言いますのも、海が出来て生物も増えだすのですが時間制限がきつくてあまり増えません。そもそも、海が狭すぎてあんまり生物が増えないのです。しかも気づいたら海が無くなってたりしました。
 で、なんでだろう(?−? と思ってマップを見ている内にハッとしました。どうやら火星君、北極に低い部分が集中しているらしく水が低い方に低い方にと移動する為にごくごく自然に氷隕石の分の水が寒い北極に集まっていたのです。当然北極は寒いので海は凍り付いて生物が住めるような状況ではありません。
 困った、どうにか暖めなきゃと思って二酸化炭素を発生させてみたり色々試しますが上手くいきません。それなので
「火星?あんなのは俺の歩みの中では道端に生えた草みたいなもんだった」
 と語る弟に助言を求めてみました。するとあやつはこう言いました。
「氷隕石?そんなのじゃ冷えちまうぜ?とにかく暖めりゃ良いんだ。火山活動が多くなりゃ暖まるさ」
 おお、なるほど〜となったので試してみることに。
 北極が低いのでそこに火山活動を起こして惑星を暖めつつ隆起、赤道に氷隕石を落として必要な部分だけに水ゲッツでうひょひょ大作戦です!
 ……あれ、全然暖まってないよ?
 おかしいな、火山活動で塵にも覆われて温室効果とかも考えたんだけどな〜。

私「暖まらぬぞ弟よ」
弟「とにかく暖めるようにしな」
私「それがわからんから相談してるんじゃあるまじろ」
弟「え〜、どうだったかな〜。特に何をしなくても暖めてれば自然とクリア出来たからな〜」

 どうも答えを貰えそうにないので、とにかく暖めることに専念してみました。

 「二酸化炭素を出しまくり暖める作戦!」に失敗し、「窒素を増やせば気圧が上がって気温の変化が減って暖かい時期を維持するぞ作戦」も失敗し、そもそも海を作れば気温の変化が少なくて生物が暮らしやすいんじゃないかと考えて振り出しに戻りました。
 そうこうしていると、とにかく木を増やすだけなら増えるんだけど…これって二酸化炭素が減って暖まらないし火災ばっかり起きるんだよねぇ、という状況になりました。
 で、ふと思い出しました。
「地球はね、生き物が自分で住みやすいように環境を変えていったんだよ」
 ガイア理論だっけか。このゲームの基本になる理論です。
 で、発想を変えました。
「火星はね、生き物さえ生んじゃえば勝手に良くなるんだよ。
 火災もね、多少の生物は燃えてしまうかもしれないけれど少し暖かいと思うんだ」

①海は諦めました。そもそも海から始めるだけの時間の余裕が無いのです。
②とりあえず陸に木を生やしまくりました。そこで原始的な陸動物だけ生んでみました。
③昆虫とか数が増えてきたので食料も確保できただろうと踏んで文明をいきなり生んでみました。
④目と目が合った瞬間に野蛮人どもが戦争を起こして全滅しました。ゴッドパワーが尽きました。

 やり直して

③'文明の成長方向(哲学だとか医学だとか芸術だとか食料だとか科学技術だとか)をちこっと弄りました。技術を上げるよりも広い心を持つように躾けました。
④'疫病で全滅しま……せんでした。うひょ〜い! b(≧−≦
⑤後は順調に成長させていくばかりです。石器文明ももう既に鉄器の時代です。こりゃクリアだね♪時間は残り2年!!

 ……目標に到達出来ずにタイムオーバーになりました。鉄器までいったのにまだ足りないのかYO!(T−T