3度目の正直

 何度作っても弟に「同じ料理」と言われている複数の中華。今度こそってことで新しい食材を仕入れてチャレンジしました。作るのは「木耳と卵炒め」。主な材料は下記の通り。
 ①大白菜(ダーパーサイ…簡単に日本語で言うと「白菜」):家産。量は全体の1/2くらい。
 ②人参:家産。ちょっと小さいので2本程使用。
 ③木耳:中国からのお土産。業務スーパーとかでも売ってるらしい。量は適当だけど、市販のを見る限りだと400円分くらい入れてる気がした。あれ?高くね?
 ④卵:余り使うなと叱られたので8個使用。
 ⑤筍:1パック分。国産物って高いよねぇ。
 ⑥豚コマ:普通の。残りを適当に入れたのでグラム不明。
 ⑦もやし:2袋分
 ⑧オイスターソース
 ⑨ていめいじゃん(だっけか?)
 ⑩鶏がら粉
 ⑪塩コショウ
 ⑫XO醤(新規)
 ⑬塩(新規!)
 ⑭砂糖(新規!)
 ⑮料理酒(新規)
 ⑯ガラムマサラ(新規)
 ⑰ホタテだし
 今回はセージとか使うのを控えましたが、それでもすこ〜しだけ「木耳と卵炒め」からかけ離れた物になってますが仕方ありません。それでは珍しく作り方。
 前回までの反省点を踏まえ、最初に全ての食材を揃えておく事にしました。
 まずは白菜を小さなナメクジみたいなのが食べて虫食いになっている部分だけ使用します。最初に根っこの方を切って葉っぱを分け易くし、レタスみたいに剥いた後に水に付けてナメクジを落とす。白いところは嫌いなので葉の部分と切って分けておいて、別個に炒めておくと柔らかくなって良い感じかも?という作戦です。
 木耳は水につけて戻し、もやしはちょっと日が経ってるので一度水に浸しておきます。その他は普通に適当に切ります。
 料理酒はアルコールが苦手なので勘弁勘弁と思いながらも、一応最初に豚肉にどばどば掛けて置いて、塩コショウに何となくガラムマサラを振りかけたりしながら加熱してアルコールを飛ばします。その次に硬そうな白菜(の白い部分)と人参を入れてちょっと焦げ目ついたかな〜というところで残りの野菜を投入。底の深いフライパンだったのだけど既に入りきらない量に。
 やってれば水気が出てきて縮むのですが、そのまま炒めていたらふと思う。
「これ、皿うどんの上じゃない?」
 もぅ、何だか知らん内に違うもの出来ちまったよコンチキショーとなり、これは流石に違い過ぎるので半分に分けます。半分はそのまま野菜炒めにしてしまって、残り半分で木耳と卵炒めを作る事に計画変更。その日の夕飯は他にも魚が一杯あったり前日のカレーとシチューの残りがあったりしますが気にしません。
 で、今回は「事前に混ぜ合わせた調味料の味を確認してから入れる」方法で味の調整をチャレンジ。更に追加で今まで入れた事の無かった「砂糖・塩」を入れてみる事にしました。で、合わせたのを試しに舐めてみて「ぅぇっ」としながら入れてみて食べてみると……何か違う物が出来ました。どうやらXO醤がかなり個性的なようで何だか妙な味です。それなので色々追加して何となく味を合わせて完成。
 試食をして「もう食べたくない……」とかなりながら、残りの本命に着手します。
 今回、また汁っ気が出て炒めっぽくなってないので一旦水分を飛ばしてちょっと加油します。そうすると少しそれっぽくなったので、またそれを一旦どけて卵に移ります。
 前回は一気に入れた卵が油を吸ってふんわりなる事無く、色々なもの(主にコゲ)を吸い込んでいったので、今回は2回に分けてやってみました。するとまあまあ良い感じ。もしかしたら今流行のマーブルコートのお陰かもしれませぬ。
 卵が出来たのでどかしておいた皿うどんの上改と合わせて、今度は舐めても「うぇ」とならなかった汁を注ぎます。味見をすると少し味が足りないので更にだし系を追加しようと考えて、ふと思いました。ここに塩入れたらどうなるんやろ(?−?
 そういえば友人がうちで料理した時に結構塩を使ったのです。それを思い出しながら少しぱらぱらかけてみて味見をすると…!?変わった!もう少し入れてみると…!!よっし!!!
 塩梅とは言いますけど、塩を入れるとこんなにコクが出るって知らんかったです。不思議〜。
 とりあえず弟にも確認すると何時もとは違う味との事。うへへ〜。
 でも例の野菜炒めは不評でして、これどうしようと途方に暮れていたのですが、人によっては「魚介系の味がするだけでしょ?大丈夫」との事で食べれるらしかったのでどうにか処分は出来たのでした。XOは危険だから気を付けようっと。

 〜次回予告〜 カステラでうひゃん